次の日。
「真心ー、おはよっ!」
「蛍、おはよ……」
あれ?
校門のところで見つけた真心に話しかけたら、真心は、すごく疲れた顔だった。
「どうしたの?」
「蛍、聞いて。有雅が……」
ドクンッ
胸が、嫌な音を出した。
だって、真心が有雅の話をするなんて、初めてだ。
「有雅が……?」
「……っ……転校してきたの。」
……嘘だ。
もう、会わないだろうって思ってたのに……
なんで今、転校なんて……
「……なん、で……」
有雅は、あたしにとって、最低な奴だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…