「本当に何で私だけ?」
「だから言ってるでしょ?
人をいたわれるくらい優しい心を持っていて
人を包み込めるくらい大きな傷を負ったことのある人しか僕は見えないの。」
そういって口に放り込んだキャンディに顔を綻ばせるジュン。
「私、そんな優しい心なんてないし…
傷なんて…………。」
「え?心は僕が見えた時点で優しいんだよ?
それに傷は僕に出会う直前に彼氏に浮気されて振られた時の傷だよ?」
「だから、毎回言わなくていいの。
特に後半!!」
「エヘヘ。ごめん、ごめん。」
ジュンが舌をペロッと出して謝る。
それがなんとも子犬みたいで。
か……可愛い………。
私はついつい責める口調を弱めてしまう。
「だから言ってるでしょ?
人をいたわれるくらい優しい心を持っていて
人を包み込めるくらい大きな傷を負ったことのある人しか僕は見えないの。」
そういって口に放り込んだキャンディに顔を綻ばせるジュン。
「私、そんな優しい心なんてないし…
傷なんて…………。」
「え?心は僕が見えた時点で優しいんだよ?
それに傷は僕に出会う直前に彼氏に浮気されて振られた時の傷だよ?」
「だから、毎回言わなくていいの。
特に後半!!」
「エヘヘ。ごめん、ごめん。」
ジュンが舌をペロッと出して謝る。
それがなんとも子犬みたいで。
か……可愛い………。
私はついつい責める口調を弱めてしまう。

