―――――ほら、起きる時間だよ



『嫌、この夢を壊したくないの』



―――――でも、君にはあと少しだけ光が残っているのに?




『……光?』




―――――君が強く望んでいた、あの星の光だよ




『……ほんとに?』




―――――あぁ。……手を伸ばしてごらん。俺も待ってるから




『うん、……あなたは、誰?』




―――――俺は、君だよ




どういうこと?そう聞いたけど、返事が返ってくることはなかった