大輝が…



ワタシニ?

ブスッテ?




あぁ、そうだ。

私はブスだった。


そんなのずっと前から知っていた




「…俺もう帰る。」


信じられない。


これは夢だ。



こんなの大輝じゃない



私に背中を向けようとする大輝の腕を私はとっさに掴んだ


「待ってよ大輝…」



「触んな。」


そう言って大輝は私の手を振り払った。




サワンナ?


サワンナ?


「死ねよブス、もう二度と話しかけんな」



そう言い残して大輝は去って行った




サワンナブス?

シネヨブス?

モウニドトハナシカケンナ?




気づいたら私の頬を濡れたものがつたわる




あぁ、そうか。
ブスはダメなんだ

私は、ふられたんだ…