?誰…
誰も来ないはずなのに
「翼先輩…待ってください」
「なんだよ。どうせ言い訳だろ」
?翼先輩?盗み聞きはだめだけど今日だけ…
「違うんです。私の知らないうちに友達があゆねをはぶいたんです。あたしそれ知らなくて翼先輩が来た時とっさに…」
…もしかしてなぎさ?
「ふーん。そんなこと信じると思うか?
あゆねが可哀想だと思わねーのか?お前は」
「だから…あたしは…あたしはやってないんです」
「目がおよいでるし」
「えっ?とにかく本当のことを聞いてください!」
「どうぞ?」
「あたしは翼先輩のこと始めてあった時に一目惚れしました。あたしには翔がいたけど、きっぱり別れたんです。あゆねに相談にのってもらったら急に怒り出して学校一緒に行けないって。しかも友達に嘘の噂を流してクラスからはぶくんです。耐えきれなくて…泣」
嘘つかないでよ…翼先輩に。
なぎさってそんな人?
「それで?何して欲しいわけ?おれはお前を信じることができない。」
「えっ?どうして?」
「あゆねのことが好きだし、なぎさは嘘をついてる。俺は全部知ってるぞ。そんな嘘いわないでも」
ガタ。
やば。ばれたかな?
「誰?」
やばい、どーしよ…
「誰だ?でてこい。」
翼先輩まで…
どーしよ
「でてこいよ。」
「はい…今からいきます」
「「あゆね…」」
「すいません。お邪魔でしたね」
「あゆね、全部聞いてたの?」
「…」
「ねぇってば!!」
なぎさはあたしの服をつかんだ
「はなして。あたしは何も聞いてない」
「うそつかないで。あたしのこと聞いて笑ってたんでしょ?」
「なんで笑わないといけないの?」
「ちょっと俺はでてくね。」
「翼先輩、ちょっとまってください」

