冷たい雪に甘いキスを…


その目に惑わされそうになり、不意に目をそらす。

そして続けた。


「あたしが、どんなにつらかったか…まーくんは分かってない。」

ピクリとまーくんの肩が動いた。


「手紙も、返事くれなかったよね。もうあのときから、あたしのことなんて忘れてたんだよね。」