その目に惑わされそうになり、不意に目をそらす。 そして続けた。 「あたしが、どんなにつらかったか…まーくんは分かってない。」 ピクリとまーくんの肩が動いた。 「手紙も、返事くれなかったよね。もうあのときから、あたしのことなんて忘れてたんだよね。」