「山口、悪いけどそれは無理だ。」 まーくんがはっきり言う。 「俺にとって、華は絶対譲れない唯一の恋人なんだ。何があっても、変わらねぇよ。」 まーくん…。 「今まで華を傷つけてきたぶん、これからは幸せにしてやりたいから。」 まーくんの言葉が嬉しくて、あたしはそっとまーくんの手を握る。 そしたら、まーくんも握り返してくれた。