驚いて俺が目を見開くと、友達は呆れたように続ける。 「あんな風に教室で騒いどいて、お前の気持ちがバレてないとでも思ったのか。」 そうか…そう、だよな。 友達は、そんな俺を見ながら言った。 「それより雅樹、教室戻ったほうがいいぞ。山口のやつ、前田に告るつもりっぽい。」