「あ、雅樹?おかえりー。」

その人は笑顔を僕に向ける。

「…もしかして、サエおばちゃん?」

「そうよ。ひさしぶり。」


サエおばちゃんはお母さんの双子のお姉さん。僕のおばさん。

未だに独り身で、最近やけにうちにくるんだよね。