ー10年前

雅樹7歳。


「手紙、出すからね~!!」

僕は小さくなっていく華ちゃんの車に向かって手を振り続けていた。


大好きな華ちゃん。僕は、絶対に待ってる。

華ちゃんは必ず帰ってくる…。