『まーくんは…分かってないよ。好きって気持ちは、女の子にとってすごく大切なのに。』

“好きって気持ち?”

俺は気がつくと、華の細い腕を掴んでいた。

『いっ…』

華が小さな悲鳴をあげる。

『…だったら、教えろよ。…俺に…好きな気持ちってのを。…愛するってことを。』

教えてくれよ…!