冷たい雪に甘いキスを…


華を、あの丘の教会に連れて行った。

ここは昔、俺の両親が結婚式を挙げたところだ。


それをうれしそうにはなしていた両親の笑顔が思い浮かんできて、俺は自然と笑顔になった。


そのとき、後ろから華が近づいてくる気配がして…

俺はその笑顔のまま振り返った。

それをみて華は驚いたように俺を見つめていた。