ふと我に返り、自分たちがバス停にいることを思い出す。 俺は、隣で俺に真剣に話しかける華に鋭い言葉をかけた。 「お前に、そんなこと関係ないだろ。」 明らかに傷ついた顔をする華。 それでも俺は、さめた気持ちのまま続けた。 「誰にもわかんねぇよ、俺のことなんて。そんな風に人のこと詮索すんな。」