「悪かった。」 「……今度からちゃんと相談してね?」 「許してくれるのか?」 「うん。だって、橘先輩のことを恭也が沙希先輩に言ってくれたから、橘先輩が参加する飲み会に行けることになったからさ。」 「え……?」 「僕、頑張るから応援してて。」 「……うん。分かった。頑張れよ!」 これで、勇気ももらった。 橘先輩に精一杯想いをぶつけよう。 クリスマスイヴの足音が徐々に聞こえてくる。