「別に、いんじゃね?秀汰確かに手出すのはえぇ〜けど、無理矢理とか絶対しねぇし。また、遊びかどうかわかんねぇじゃん?ま、俺はガキ好きじゃねぇからわかんねぇけどさ!好きになる気持ちが」

俺は、笑いながら言った。

「確かに。そうだな!」

「ま、何かあったら相談してくんだろ!」

「おぅ!つか、腹減ったぁ〜!」

「適当に冷蔵庫あさっていいよ。」

恋かぁ・・・。
しばらくしてねぇなぁ。

俺は窓を開け、雨のせいで暗い空を見る。

あいつは、元気なのかな。





「憂チン。まだ、探してんの?」

俺の事を見ながら凌が言った。

「当たり前じゃん!」

「でも、もう8年も経つじゃん?」

「見つかるまで、探すよ。」

「そっか。生きてるといいな!」

「勝手に殺すなよ!」

「わりぃ。」

俺達は、ガキみたいに笑った。


あいつは・・・。

8年前俺の前から居なくなったあいつは・・・・。


今頃どこに居るんだ。


「本当は・・・雨の日は、お前思い出すから嫌いなんだよ。」

そう呟くと、俺は再び煙草に火をつけた。