forever love

「お腹空いたぁ〜。早く、作ってぇ〜。」

「急かすなよぉ!」

「んもぉ!!」

また、拗ねてる…。

「フフフッ。」

突然、朱音が笑った。

「何だよ!」

「いや、仲良いんだなぁって。」

「んまぁ、兄妹だからな!」

「そっかぁ…。あ!あたし今日バイトだった。憂、行ってくるね。」

急いで靴を履きながら朱音が言った。

「お、おう。」

「んぢゃ、夕方には帰ってくると思うから。」

「分かった。気を付けて行けよぉ〜!」

「うん。」

朱音が家から出た事を、確認すると、鍵を閉めリビングに向かった。

「おまたせ…。って寝てるし!」

リビングに行くと机に寄っ掛かりながら,憂菜が寝ていた。

「ったく…。朝早かったしな。」

俺は憂菜の寝顔を見ながら,頭を撫でた。

俺はしばらく寝顔を見ていた……。




「お―い〜!ゆ―う―ち―ん―!」

「う〜ん…。」

凌の声で目を覚ます。
いつの間にか、俺は寝てしまっていた。

「何で、こんなとこで寝てんだよ?!しかも、こんな時間に。」

「こんな時間って、今何時?」

「もうすぐ6時。」

「えっ?!マヂで!?」

うわぁ…。
俺、10時間近く寝てんぢゃん!