forever love

車に乗り込み、近くのレストランに向かう。

「やっぱ、パフェいらない〜。」

突然憂菜が言った。

「んあっ?」

「お兄ちゃんが作る、卵焼き食べたい!」

「卵焼き?!」

「うん!」

「んぢゃ、家行くか!」

「だいたい、平日にスウェットで、出歩くのヤバくない?あたし、童顔だしぃ」〜。」

「ははは、童顔ぢゃねぇよ!どっちかと言うと老けてるべ!」

笑いながら、憂菜の頭に手を置いた。

「大人っぽいって言ってよぉ〜。」

ホッペを膨らまして、ブーブー言ってくる憂菜。

「ごめん〜。だから、すぐ拗ねるな!」

「もぉ〜。」

ったく、すぐ拗ねんだから。


憂菜。
お前は、嘘つきだもんな。
何年間も俺に嘘つきやがって。


「たっだいまぁ〜。」

家につくと、靴を脱ぎ捨て、ドタドタと家に入る憂菜。

「お前ん家ぢゃねぇから〜。つか、靴ぐらい揃えろし!」

「おかえり。」

「おう。ただいま。」

部屋から朱音が出てきた。

「憂菜ちゃんどうかしたの?」

「いや、んまぁな。今日1日家に居るから、宜しくなぁ。」

「うん!」

「お兄ちゃん〜。」

「んああっ??」