「「憂チン〜。飯〜。」」
「「憂〜。ご飯〜。」」

「ったく。」


1ヶ月経った。
朱音も慣れてきたのか、俺を憂と呼ぶようになった。

「俺は、お前達の親か!」

「「パパ〜」」

笑いながら凌と朱音が言う。

毎日こんな感じ。

まぁ、何気に楽しい毎日だ。

憂菜もちょこちょこ来るようになり。


何も、問題はないと思っていた。

だけど………。


「あぁ〜、憂チンの料理マヂうめぇ〜。」

「本当、うまいしぃ!」

「ははは、どうも。」

ガツガツ食いつきやがって。ガキかよ!
いや、犬か。

最近……。
意識しちゃうんだよな。
朱音。

第一印象悪かったのになぁ。

「辛っ!憂、これ辛すぎだよぉ〜。辛い〜。」

ベロを出しながらヒーヒー言う朱音。

「お前が、弱いだけだろ?凌、普通に食ってんぢゃん!」

「全然、辛くなくね?」

「うぅ〜。凌の味覚がおかしいだけ!辛いもん!」

ヤベェ……。
可愛い。
てか、最近口調変わってきたなぁ。


……俺、朱音の事ばっか考えてるし。


もう、我慢出来ねぇかも。