forever love

「怒ってる?」

「は?何で?!普通だし!」

いやいや、絶対怒ってるだろ。

「何で怒ってるんだよ?」

「だから、普通だって言ってるぢゃん!!」

まったく。

「妬いてるの?」

ちょっとからかってみる。

「はぁ!?バカぢゃなぃの?お兄ちゃんに、妬く訳ないぢゃん!!」

おいおい!
マヂギレすんなよ!

「冗談だから!!」

爆笑する俺。

「もぉ!帰る!」

「えっ?送ってくわ!」

「いい!歩いて帰る!」

どんだけキレてんだよ!


「おい!ちょ…」

ガチャ!!

俺の話に聞く耳持たず、憂菜は家から出ていった。

「ちょっと、からかっただけなのに、あんなに怒るなよな。」

――――――
あれから、一度も来ていない。

どうしたんだろ。


忙しいのか?


それとも、親にバレたか?


俺は、気づいていなかった。

お前の事を。




鈍感過ぎるんだよな。

俺……。