「だいま〜。」

「かえり〜。」

家に着くと、1人でRPGのゲームを熱心にやってる凌。

まったく…。

「飯どする?」

「ん〜。うまいもんなら何でもいい!」

「んぢゃ、カレーな!」

「はぁ〜?昼もぢゃん!」

「うまいもんなら何でもいいって、言ったぢゃん!」

「分かりました。カレーでいいですよ!」

嫌味っぽく敬語で言う凌。

「何で敬語何だよ!」

「ははは、ごめん!」

爆笑する凌。

でも、俺はさっきの憂菜の言葉…。

考えてた。

「はぁ……」

ふと漏れたため息。

凌は、聞き逃して無かった。

「憂チンがため息何か珍しいなぁ…。どかしたか?憂菜ちゃん?」

さすが、親友。
鋭いな。

でも、まだ…。
話さないでおくか。

「何でもねぇよ♪ちょっと、疲れただけだし♪」

わざと、テンション上げて言ってみる。

「なら、いいげとさ!何かあったら言えな?」

「おう!」

心配そうな凌に、わざと明るく振る舞う。

何、悩んでるんだよ。
俺……。

意味わかんねぇ。

親父とババァなんて、今更どうでもいいぢゃん!

あああぁぁぁぁ!!!