「あぁ〜、雨つえぇ〜。」

窓から、身を乗り出しながら、俺は大声で言った。


最悪。


せっかくの休みなのに、大嫌いな雨降りやがって。こんな、雨じゃ何処にも遊びに行けねぇじゃん。



俺は、勢いよく窓を閉め、ベッドに思いっきり飛び込んだ。

雨のせいで、予定変更!か〜な〜り、暇になった。


「何、すっかなぁ〜。」

床に落ちてる音楽雑誌を、読みながら、音楽を聞いていると、突然携帯が鳴った。




〜♪〜♪

『もしも〜し』

誰からかも見ず、携帯に出る。

『俺〜だけどぉ〜。』

『おぅ。凌か。』

『そうそう。今、暇?』

テンションたけぇなぁ。

『もち、暇ぁ。やる事無さすぎて、餓死するわ。』

『ははは。餓死の使い方ちげぇし。』

ゲラゲラ笑ってる凌に、照れ笑いで、言い返した。

『うるせぇよ!』

『ま、いいや。んで、今から遊ばね?』

『遊ぶ?何処に?大雨なのに。』

『は?天気関係ねぇから!』

何、意味わかんねぇ事言ってんだ。こいつは。

『とりま〜、今からお前ん家行くから!』

『はいはい〜』

適当な返事をして、電話を切った・・・。