「女好きのあなたが珍しいですね。」
「女好きとは失敬だな。
それじゃあ、私が女たらしみたいじゃないか!?」
「事実でしょう・・・?」
「・・・・・・まあ、そうなんだが・・・。」
認めるんですか?そこ・・・。
心の中で呆れながら、僕はどこか遠い目で弥生を見るのでした。
「優衣先生は・・・お前の生き写しだ。」
「そりゃ、兄弟ですから?」
何をいまさら・・・というような感じで弥生に伝える。
だが、弥生はそこが嫌なようでぶるぶると震えながら準備室のはじでうずくまっている。
そこまで、嫌ですか・・・。
「あの・・・ドSどうにかならないのか!?」
「なりません。」
きっぱり言う。
僕の姉は、見た目はおとなしくとても清楚で高校時代は高嶺の花だとかなんだとか言われていました。
ですが・・・そこには裏があり、僕は何度、殺されそうになったのか分かりません。
それは、弥生も同じようで・・・。


