人生はPM,5時から!





「まっ!ということで決めてくれ!」

「それと・・・これ。」




姉さんが灰色のノートを僕に渡す。




「何ですか?これ・・・。」




気味悪げに見つめる。

嫌な予感しかしない代物を受け取り・・・パラパラとめくる。


そこには衝撃的物を見た。




「・・・・・・書いてありませんね。」

「そう、その通り♪」




またもや、笑顔で言う姉。

この笑顔はきっと・・・心の中では『きちんと書きなさいよ!』とかなんとか思っているに違いありません。


僕が受け取ったノートは部活の日誌・・・でした。


そこに、何も書かれていないとなると・・・僕たちは何も活動していないと言うことが証明されます。




「ああ・・・でも、一日は書いてあったわよ?
ほら、この日・・・。」




姉さんが、書いてある日のページを見せてくれる。