人生はPM,5時から!





「何をしに来た・・・。」




いかにも殺気だって聞く弥生。

実の兄にそれは無いんじゃないんでしょうか?



そして僕も聞く。




「姉さん・・・ここに何か御用ですか?」




いつも以上に爽やかに笑う僕。

別に姉さんに何か恨みがあると言うわけではないですが・・・姉さんと絡むとろくなことがないと分かっているので近寄るなオーラ全開でいきます。


そもそも、どうしてこの二人がこんなところにいるのかと言うと・・・二人はこの学校の教師だからです。


姉さんは、保健担当。

弥生のお兄さんは体育担当。




二人とも仲良くそろって教師になり同じ学校で働いているという・・・。


腐れ縁なのか思いが通じ合っているのか分からないんですが・・・。

しかも、この部活の顧問の先生でもあったりします。




「いや、な・・・お前らもうすぐ卒業だけど・・・卒業前にこの部活の名前決めとけよ?」




皐先生の言葉に僕は固まった・・・。