「優斗・・・お前は本当に残念な男だな。」

「そりゃ、好きな女の子の昔の姿を思い出せばニヤニヤもするでしょう・・・?」




そうです・・・。

弥生は僕の好きな人です。


高2の冬に人生ゲームを通して告白しましたが・・・一年たっても結果はご覧の通りのありさまです。


だから、僕はそんな弥生と僕の関係を進めたいと思っているのですが・・・弥生は女の子しか興味が無く毎回残念な結果に終わるというわけです。




「にしても、昔の部長ってどんなだったの?」

「あっ!それ、俺も知りてぇ!」




二人が目を輝かせて聞いてくる。




「そうですねぇ・・・人形みたいでしたよ。」

「お前は、ロボットかと思ったがな。」

「ひどいですね・・・。」




苦笑しながら言う。

でも、弥生は文句は言わせないという顔をしている。