「・・・・・・分かりました。
弥生には、やはり悲惨な人生を歩んでいただく必要がありそうですね・・・。」
そう言ってにっこりと笑った。
・・・・・・たぶんこういう笑顔を死神の笑顔とか言うのだろうな。
そう思った。
どうやら、私は地獄の人生を歩まなければならないらしい。
「さて、弥生。
地獄の人生ゲーム・・・・・・始めましょうか?」
そう言うと、優斗は容赦が無かった・・・まるで人生を楽しむかのようにサイコロをふり続けている・・・。
「ちょっ!マジ勘弁しろって!」
光輝が命乞いをしている。
なぜ・・・なぜ、このような事態に陥った!
意味が分からない。
そんな事を思っていると優斗は一人で人生ゲーム・・・いや、地獄がつく人生ゲームをいち早く抜けた。
・・・しかも私や光輝、雫に莫大な借金を残して・・・。
「ひどいよ・・・優斗!
部長にふられたからって私達にやつ当たりしないでよっ!」


