「えっと・・・。じゃあ、部長の中で優斗はどんな存在?」

「う~ん・・・。そうだな・・・。
よく言えば知り合い・・・悪く言えば虫・・・か?」




もはやフォローでも何でもない。

余計に場を悪くした。


またもや、シーンと静まり返る。




「へえ~、そうですか・・・。
弥生にとって僕はよく言っても知り合い・・・ですか。
幼馴染みでもなく・・・あえて弥生は僕のことを知り合いと言うんですね・・・?」




ゴゴゴゴッと炎が燃え上がる音が幻聴として聞こえる・・・。


ん?


何かまずいことでも言ったか?

私は・・・?



なぜだか、さっきよりもその場の空気が凍っている。


事の重大さに気づいていない私は首をかしげている。


そして、優斗は静かに言った。