「なあ・・・?
優斗・・・お前・・・本当に部長のこと好きなのか?」
「そうだよ!!
冗談で言ったなら今のうちに謝った方がいいよ!!」
雫が私の顔を見ながら本気でワタワタとしている。
自分では分からないが、私は相当怒った顔をしている・・・らしい。
「冗談じゃ、ありませんよ。
僕は本当に弥生が好きです。」
平然と優斗が言う。
そして私はついに・・・。
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!!!」
キレた・・・。
「優斗!さっきからなんなんだ!
私をからかっているのか!?いや、からかっているんだな!!
お前は昔からそうだ!いつもいつも私をからかってしかも脅しまでしてまるで人を手の平で転がしているようで・・・!
今まで私がどんだけ辛い目にあっていたのか分かっているのか!?」
私の激怒を見てか光輝と雫はまるでウサギのように怯えている。
そして肝心の優斗は笑っている。
何も知らない人間がここに入ってきたら・・・一発で逃げるだろう・・・。
それほどまでに私は怒っていた。
しかもビクビクしているウサギの雫は・・・震える声で聞いてきた。


