「では、次は僕ですね。いきます!」
そう意気込んで優斗はルーレットを回す。
カラカラと軽やかにルーレットがまわる。
そして、地味に止まる。
で、出た目は・・・?
「5・・・みてえだな。」
「そのようですね・・・。」
そしてコマを5つ進めていく。
そして例のミッションは・・・。
「これって・・・最悪なパターンじゃない?」
「だろうな・・・。」
ぶつぶつと心の中で言っていた私も気になって見てみる。
そのミッションとは・・・。
「今すぐに好きな人に告白してきてください・・・だってよ。
・・・どうする?優斗?」
「考えた本人が最悪のパターンであたるなんて・・・優斗の人生も部長並みについていないね。」
「それは・・・言いすぎだ。雫・・・。」
私のへこんだ声に対して雫はくすくす笑っている・・・。
そんな雫もいいんだが・・・。


