「わ、私は・・・ここにいます。レイン様の側にもいます。
貴方がどんなに私のことを嫌いでも・・・・・・。」




震える足を必死に立たせて言うとレイン様は私の顔を見て優しく私の頬を撫でた。




「嫌いじゃない・・・。」




静かに言うレイン様に私は見つめた。




「最初は変な奴って思った・・・。
でも、子供の姿が可愛くて接しているうちにソフィアのことが好きになっていた・・・。」

「じゃぁ、どうして・・・。」




どうしてあんな風に私を突き放したんですか?と聞きたかった。


でも、口には出せなくて黙ってしまうとレイン様は私の反応を感じ取ったのか言う。




「怖かったから・・・。」

「え・・・?」




意味がよく分からなくて困惑してしまう。