俺だって恋愛が得意な方ではない。


というか、得意だったらとっくの昔に柚亜を自分の物にしてるし・・・。



そんな俺が俺なりにアドバイスをしている。


篠田に俺の気持ちが伝わるかは謎だけど・・・。


書類を片付けながら篠田に話すと篠田は意外そうな顔をして俺を見た。




「初めて、貴方の意見が参考になった気がします。」

「どういう意味、それ?」

「そういう意味です。」




褒めているのか貶されているのかは分からないけど・・・その後に続いた篠田のありがとうございますという言葉を聞いたから許そうかなって思った。