彼が主で私が執事!?





「・・・・・・レイは鈍感だとか無防備だとか言われないか?」




なぜか私に質問してくる。




「?確かにそうですけど・・・?
何か?」




すると深くため息を吐いた後・・・グレイ様は間の悪そうな顔で私に言ってくる。




「・・・・・・少しは危機感持った方がいい。」




そう言って少しだけ顔を赤くしている。


何でしょう?


分からず首をかしげていると・・・。




「実践した方がいいな・・・。」


そう静かにつぶやいて再び私の腕を押さえつけるようにして私を動けなくさせる。



ちょっと待ってください!

どういうことですか!?



そう考えている間になぜかグレイ様の顔が目の前まで近づいてきて残り二センチほどでキスをしそうな距離まで近づいてきた。



私は耐え切れなくなってどうにもできずに目をギュッと閉じてその場をやり過ごそうとした。