ある物語

「はなし、きかせて?」
メリーゼが目を輝かせた。
「私も聞きたい!」
エリーザも興味津々だ。
「ここでは何ですから、喫茶店で話しましょうか。」
ディーラはそう言いながら、隣の喫茶店に案内した。
「私はまだバイト中だから。じゃあね!……あ、後で話聞かせてよね!」
レナータはそう言って手を振った。

レナータと別れたあと、一同は喫茶店に行った。
喫茶店でそれぞれが飲み物を頼むと、エリノアが口を開いた。
「……遠い昔のお話です。」
エリノアは本を開いて、語る。