「じゃあ、結婚しようか」

「その……悪かった」


先生は缶ビールを飲み干し、ダストボックスに捨てながらそう言った。


「――……」


さっきのKISSのことを言っているんだろう。


「君が、あまりにも可愛くて……なんて、言い訳かな」