「べろべろばー。パパでちゅよ」


陽平さんがおどけて、生後3ヶ月の赤ちゃんに笑いかける。


「ちょっとそれ、冗談にならないから」


と、南田先生――もとい、佐々木ひとみ先生が苦笑する。


「そうだよ。ひとみ先生との子が出来たと思って、私と陽平さんは一回別れたんでしょう」