「じゃあ、結婚しようか」

ずきゅん、と胸を打つ言葉だった。


「それで、別れようなんて思ってたのか……」


「……ん」


陽平さんは、ぎゅっと私の肩を抱いた。


胸がきゅんきゅん鳴る。