「じゃあ、結婚しようか」

「南田? ひとみのこと?」


”ひとみ”。彼女のことを名前で呼ぶほど、親密な関係なんだ……。


もういくらダメージを受けてもいい。


そう思った私は、攻めた。


「南田先生、妊娠してるって」