「じゃあ、結婚しようか」

すると、缶ビールの彼より先に、すっとレジに滑り込んできたジャージ姿の若いお姉ちゃんが言った。


缶ビールの彼は立ち止まり、彼女の後ろに並ぶ。


ああ、なんで邪魔者が入るのよっ。


私は心の中で舌打ちをしていた。


「かしこまりました」