「じゃあ、結婚しようか」

彼は一目散にビールのコーナーへと向かい、片腕に缶を3本持ち、次に冷凍食品のコーナーで冷凍えだまめの袋を手にする。


彼の行動はいちいち見てしまっている。


立ち読みなど決してせずに、目的のものだけを持つと真っ直ぐにレジへと向かってくるのだ。


彼が……近づいてきた。


「51番のタバコ、あとあらびきポークフランク」