合鍵をコロコロと手の中で転がし、陽平さんの家路に着くまで私たちは歩いた。


「ね、あやかちゃんから、何の手紙、もらったの?」


さっきから、いがいがが刺さった感じだった。


「ん? ああ、彼女がいないなら、連絡くださいってさ」


ぽっけから、ひらり。それを見せてくれた。