「じゃあ、結婚しようか」

だけど、ある時――。


陽平さんの家に寄り付くようになってから1ヶ月が経とうかという時だった。


お風呂を済ませ、2人でビールで乾杯をしていた時だった。


不意に、玄関のチャイムが鳴った。


「こんな時間に、誰だろう」