「じゃあ、結婚しようか」

「この辺、PTAが住んでてさ。見つかったら大事になるかも」


「あ……。ごめんなさい」


私は何も悪くないのに恐縮してしまった。


そんな私を見て、陽平さんはくすりと笑う。


「大丈夫。守るから」