「じゃあ、結婚しようか」

「あ~、目が覚める」


私も地べたに座り、陽平さんと向き合ってコーヒーを飲んだ。


「朝は? これだけ?」


「うん。充分」


そしてゆっくりとコーヒーを飲み干すと、彼はカップを流し台に置き、身支度を始めた。