聖なる夜に、甘いキスを。


「莉果、本気で言ってるのか…」



その冷たい声に背筋が凍った。



体の向きを変えた私は、祐輔くんの懐に飛び込んでぎゅっとしがみついた。



「拓海、ごめん」



私を力強く抱きしめた祐輔くんの声が頭上で響く。



「好きにしろ」



吐き捨てるようにそれだけを言い残し、私たちの元から去って行った。