聖なる夜に、甘いキスを。


「えっ…」



よく聞きなれた声に後ろを振り返ろうとしたら、目を大きく見開いた祐輔くんに止められた。



「やめとけ」


「祐輔くん」



私の背中越しを凝視する真剣な顔つきの祐輔くんに、あの声の主が私の聞き間違いではないことを物語っていた。



「私は、大丈夫だから…」



意を決して、そう祐輔くんに告げると、自分の目で確かめようと後ろを振り返った。