聖なる夜に、甘いキスを。


「えへへ。私もほんと諦め悪いよね…」



ちゃんと自覚はしてるけど、たまにみせる拓海の優しさに別れを切り出すタイミングを完全に失い、ずるずると曖昧なこの関係を維持してきた。



いまだ拓海の本心を知る覚悟がないのだ。



自分のこの気持ちも、好きからくるものなのか…。



只の、いまだ掴めない拓海に対しての執着心からなのかわからなくなっていた。



「…莉果ちゃん」