「あれ?莉果ちゃん?」 「祐輔くん」 予約していたケーキを受け取り、弾む心を抑えながら帰路を急いでいた私によく知った声が呼び止めた。 「今、帰り?」 「うん!これを受け取りに行ってたの」 ケーキの入った白い箱を持ち上げた私に、「なるほど」と呟いた。 「駅まで送るよ」 「ありがとう」 祐輔くんの隣に並んで駅まで向かう。