そのピンク色のノートの表紙には読みづらく・・・。
「し・・・ま・・・い・・・のーと?」
真希が読む。
「えー!?」
「やばくね?」
「こわいー」
「瑠奈呪われるの??」
「やだー」
「やめてよ!!!!」
教室に私の声が響く。
「そんなの、人ごとみたいに!やめてよ!!!」
「結衣・・・」
「そうだよ!瑠奈になんてこと言うの!?」
真希もいう。
「だったら、そのノート捨てようぜ」
男子たちが言い始める。
捨てたら・・・逆に・・・・・・。
「かせよ」
「あっ・・・」
瑠奈からノートをとって、ゴミ箱へ投げ捨てようとした。
すると1人の男子が言った。
「ベランダから投げろよ」
「OK-」


