「それから5年後のこと。教師が刑務所にて食事をとっていた時のこと。」


「うん、うん」


「その教師が突然倒れた。理由は食中毒。その教師は、病院に搬送されたが意識不明。」



「う・・・うん」



「今から、5年前の事だからまだそんなに経ってない。今でも意識はあるが入院中。」


今でも・・・?5年間も?そんなに・・・。


「その5年前に噂になったのが、「姉妹の呪い」だって・・・。」


「ひぃぃぃ!!」


私じゃなく、瑠奈が悲鳴を上げる。


瑠奈は、呪い系の話は嫌いなのだ。



「で、こっからが本題。ニッコリさんは姉妹の姉で、ぽっくりさんは姉妹の妹」



「へぇ・・・。」



「にっこりさんの由来は、にこにこしていて殺害された時もにこにこしているようにみえたから。ぽっくりさんは、いつも口を開けていて、ぽっくり~と言っていたから」


「はぁ・・・。」



不思議すぎて、なんか怖いな・・・・。


「それで、姉妹が大切にしていた「姉妹ノート」を未だに探している。」


「姉妹ノート?」


「姉妹の中でやっていた、交換ノートみたいなもの。秘密のようなことが書かれていたらしい。そのノートをまだ探し続けていて、K市の学校でさまよっている。」


「え・・・・?」


あれ?思えば、K市?東京都の??


「真希・・・」


「結衣・・・・」


「瑠奈・・・」