起きているのかと思ったが、隣からは規則正しい寝息が聞こえてくる。


隼人には寝言で呼ぶような人がいるんだ、、、。


なのに、あたしと一緒に暮らして良いのだろうか?


この関係にも、いつか終わり来る。


それは、あたしがお店を辞めるときだって勝手に思っていただけなのかもしれない。


隼人に好きな人が出来れば、この生活も簡単に終わってしまう。


そんなのわかっていたことだ。


それなのに、どうしてあたしは傷ついているのだろ。


自分で、自分がわからなくなった。


隼人はあたしと同じ人間だなんて、思ってでもいたのだろうか。


隼人とあたしじゃ、何もかも違うのに、、、。


あたしは静かに自分の部屋へと戻った。